美容室が赤字になる理由は? サロン経営を成功させる方法
現在多くの美容室がある中で、長期に渡り安定的な経営を維持することは簡単なことではありません。できる限りの努力をしているにもかかわらず赤字に転落し、そのまま倒産に追い込まれる店が非常に多いのが現状です。
今回は、美容室が赤字になる原因と経営成功のコツについて、詳しく解説していきます。
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美容室経営成功のために!経営失敗の原因から成功法を学ぶ
美容室経営のみならず、店舗・企業を経営する上で一番重要なのは『売上』です。経営するからには、売上を出し、黒字にしなければ収入になりません。しかし、経営していく上で、赤字になってしまうこともあり得ます。赤字になってしまう美容室には、多くの場合共通する理由があります。
美容室が赤字になる2つの原因を紹介します。赤字の理由を知り、美容室経営を成功させましょう。
共通する理由って何だろう?
美容室が赤字になる理由
経営が悪化している美容室のほとんどが以下の2つの原因で赤字に陥ります。
- 1. 宣伝方法・集客方法
- 2. 固定費の高さ
そのため、美容室経営する上では、これらをいかに対処することができるかが、美容室を赤字にしない、美容室経営を成功させる方法となります。
では、なぜこの2つが原因となってしまうのでしょうか?
理解するためにはまず「そもそも赤字とは何か」を知る必要があります。赤字とは、「収入<支出(収入より支出が多い)」という状態になることです。美容室において、主に「収入」に当たるのは、カットなどのサービス提供、スタイリング剤の販売などによって、お客様から頂く売上です。
一方で、「支出」となるのは固定費(家賃・光熱費など)や、スタイリング剤などの仕入れ値があたります。それでは、どうして美容室経営が赤字となってしまうのか、以下で確認していきましょう。
- POINT
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- 「収入」はお客様からいただいた売上
- 「支出」はサロンの固定費や販売商品の仕入れ値
美容室の宣伝を怠るな!ネットやチラシ、様々な方法を駆使して
売上を上げるために最も重要な要素は宣伝・集客です。この部分が失敗してしまうと、売上を上げることができません。
そのため、売上よりも固定費が高くなり、赤字となります。赤字になっている美容室では、宣伝方法が悪く、集客が十分にできていないことが多くあります。
例えば、主婦層をメインターゲットにしているのにも関わらず、ネット広告しか出していない場合です。ネット広告で集まりやすいのは若い世代となりミスマッチを起こします。主婦層を掴むためには宣伝方法にチラシ・リーフレットなどを取り入れる必要があります。一つの宣伝方法しかしていない場合は、複数の方法を駆使し、あらゆる人の目に触れるようにすることで、より多く集客ができます。
ターゲットに合った媒体を選ばないとね
固定費はなるべくかけない!開業資金にもゆとりを持って
赤字を避けるためには、売上を上げることと同時に、固定費を下げることが重要です。売上が年間3000万円ある美容室でも、固定費が年間5000万円かかっていれば、年間2000万円の赤字が発生します。
このように、赤字が続く美容室は、固定費をかけすぎており、無駄な出費をしていることが多いです。そのためなるべく固定費をかけないことが重要です。また、開業後はどうしても集客が安定せず、赤字になることが多いです。そのため開業資金に余裕を持ち、売上を増やしていくことができます。万が一集客がうまくいかないときにも、残った開業資金を使い、改善をすることが可能です。
- POINT
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- できる限り固定費を下げる方法を検討する。
失敗から学ぶ!美容室経営を成功させて売り上げを上げるコツは?
美容室経営を成功させるために何をすればいいのでしょうか?すでに各項で触れていますが、赤字になる原因を避けることが、美容室経営成功のために必要となります。
赤字とは「収入<支出」の状態です。赤字にならないためには、収入(売上)を増やし、支出を減らす必要があります。
売上が上がらないのであれば、固定費を下げる必要があります。そのためには宣伝方法を増やす、変えるなどの工夫を行い、集客を第一に考える必要があります。その際に、役立つのが余裕を持って残しておいた開業資金になります。
しかし、固定費を0にすることはできません。そうすると美容室は維持することができず潰れてしまいます。美容室経営を成功させるための方法を詳しくお伝えしていきます。
成功するために方法、知りたい
様々なお客様の心を掴み、リピーターを作る!
宣伝の目的は多くの人の目に止まり来店していただくことです。ネット、チラシ・ポスティング、SNSの利用など、様々な年代のお客様の目に止まるようにすることが重要です。
また、宣伝時に行っている美容室の雰囲気と実際の来店時の雰囲気が一致するようにすることも大事です。せっかく新規のお客様が増えても、イメージと違えばリピーターにはなりません。再来店をしてもらえるよう、宣伝時のサロンイメージをしっかりと伝えましょう。
- POINT
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- ターゲットの年代に合った宣伝を検討する。
- 宣伝時にはお店の雰囲気を伝え、相違がないようにする。
同じ売り上げでも、固定費によって収入が変わる!
家賃や光熱費、宣伝費や、商品の仕入れ値など、固定費となる部分をなるべく削減することは、美容室経営を成功させる上で非常に重要です。売上が同じ金額でも、固定費が100万円なのか50万円なのかによって、収入は大きく異なります。節約できるところや削減できるところはないか、定期的に見直すことが大切になります。
無駄な出費がないか見直す習慣をつけましょう
お客様の心を掴む美容室経営で成功を手にする!
美容室経営を成功させるためには、自店の美容室にしかない魅力を作り上げていくことも大切です。
しかし、一方で、固定費をかけすぎたり、広告を少なくしてはいけません。これらは、美容室経営における赤字の最大の原因になってしまいます。まずは美容室経営を行うなかで、『赤字にしないために』を意識してください。そして堅実に売上をあげていくことが重要です。