楽天ポイントを導入するメリットとは? 他社との比較や導入方法を解説!
店舗の集客力を高めるための施策の一つとして、ポイントサービスの導入が効果的です。とはいえ、導入の流れや運用のコツなどについてよく分からず、導入を検討したままになっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そのうちの一つである楽天ポイントについて基本的な情報を解説したのち、導入のメリットや導入方法、費用対効果を高めるコツについて紹介します。
店舗にポイントサービスを取り入れ、集客力をアップさせたい方はぜひ記事を参考にしてください。
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楽天ポイントとは
まずは、楽天ポイントの概要やポイントの種類について解説します。導入するのにあたり、必要となる基本的な情報を確認していきましょう。
概要
楽天ポイントは、楽天市場や楽天カードで有名な楽天グループが提供しているポイントシステムであり、昨今ではオンライン・オフライン問わずさまざまな店舗で導入されています。
このようなポイントシステムは多くの業種の店舗が加盟しており、ユーザーは相互で溜めたポイントを利用できます。そのため、ポイント制度を上手く活用していくと、美容サロンでも集客効果を高めることが可能です。
また、自社のポイント制度を作るのではなく既存のポイントシステムを利用するため、ポイントシステムの既存利用者のなかから新規顧客を集客できます。大手サービスは加盟店が多くポイントも貯まりやすいため、ユーザーにとってもメリットの大きい制度といえます。
ポイントが使えるのは嬉しいな。
ポイントの種類
楽天ポイントには、「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。
「通常ポイント」とは、有効期限が1年間となるポイントであり、最新のポイント獲得日から1年間までポイントを溜められます。そのため、1年以内に新しくポイントを獲得すれば、有効期限切れとなることはありません。
「期間限定ポイント」とは、決められた有効期限内にしか使えないポイントのことをいいます。新しくポイントを獲得しても使用期限は変わらないため、期限をすぎると失効してしまいます。
楽天ポイント以外のポイントサービス
ポイントサービスにはさまざまな種類があり、楽天ポイントのほかに、代表的なものとしてPontaポイントやTポイント、dポイントなどが存在します。
それぞれのポイントサービスについて、比較を以下の表にまとめましたのでご覧ください。
楽天ポイント | Pontaポイント | Tポイント | dポイント | |
---|---|---|---|---|
ポイント付与率 | 100〜200円につき 1ポイント | 200円につき 1ポイント | 200円につき 1ポイント | 100円につき 1ポイント |
加盟店舗数 | 約570,000店 | 約140,000店 | 約450,000店 | 約380社 |
会員数 | 約1億327万人 (累計) | 約7,343万人 | 約5,667万人 | 約5,400万人 |
詳しい情報についてもそれぞれ異なるため、特徴を理解して店舗に合ったポイントサービスを選びましょう。
楽天ポイントを導入するメリット
ここでは、楽天ポイントを導入するメリットとして、「ユーザー」と「事業者」視点のそれぞれに分けて解説します。
それぞれどんなメリットがあるのかな?
ユーザーにとってのメリット
ポイントサービスの導入によってユーザーが得られるメリットは、店舗を利用することでポイントが溜まることです。
2021年にマイボイスコム株式会社で約1万人を対象として行われたアンケート結果によると、直近1年間に利用した共通ポイントサービスは、Tポイントと並んで楽天ポイントが全体の7割弱を占めています。
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=27405
楽天ポイントを利用するユーザーは多いため、楽天サービスを日常的によく使うユーザーからすると、ポイントサービスの有無は店舗の利用を決める要因の一つとなる可能性があります。
店舗にとってのメリット
店舗にとってのメリットは、店舗の集客力を高められることです。
上述からも分かるように、共通ポイントサービスのなかでも楽天ポイントの利用者数は多いため、導入によって新規顧客の獲得だけでなくリピーターの確保にも繋がるでしょう。
また、楽天が定期的に開催しているポイントアップキャンペーンなどもあるため、積極的に参加することで来店者数が増え、売上アップにも効果が期待できます。
楽天ポイントの導入方法
ここでは、楽天ポイントの導入方法について紹介します。
導入にあたって必要なものや導入の流れ、POSシステムとの関係性について解説しますので、それぞれ確認していきましょう。
必要なもの
楽天ポイントを店舗に導入する際は、次の費用が必要です。
- 初期費用
- 月額基本料(固定料金)
- システム利用料(従量料金)
- 付与ポイント費用(従量料金)
これらの費用が発生するため、あらかじめ資金に余裕を持たせておくと良いでしょう。
また、システムの導入にはコンセント差込口とWi-Fi環境が必要です。そのため、店舗にWi-Fi環境がないのであれば、別途契約料が発生します。
導入の流れ
楽天ポイントを店舗に導入する流れは、次のように進めていきます。
- 認定代行店に申し込み
- 資料に必要事項を記入し返送
- 審査通過後、利用開始
まずは、楽天ポイントの加盟店に対応している代行店に、電話やフォームなどから申し込みを行います。
申し込むと申込書や必要書類が送付されるため、次に必要事項を記入して変装します。書類を送付すると審査が行われ、審査に通過すると利用開始できます。
3週間ほどでスターターキットが届くため、代行店の営業担当者による解説を聞き、販促品の展開などを行いましょう。
申し込んだら、流れに沿って対応していけばいいね。
POSシステムと同時に導入することがおすすめ
POSシステムとは、販売時点の情報を管理するシステムです。POSシステムに対応したPOSレジなどを通して会計を行うことで、顧客情報や売上情報を管理できます。
楽天ポイントを導入する際はPOSシステムと連携しなければならないため、同時に導入することがおすすめです。
また、楽天ポイントとPOSシステムを別々に導入する方法もありますが、一括管理できるPOSシステムを利用することで、導入の手間だけでなく各会計時の操作が簡単にできるようになります。
ポイントのほか、メニューやクーポンなどの情報を管理することも可能なため、美容サロンにおける会計作業をよりスムーズに行えます。
- POINT
-
- POSシステムと連携する必要がある
- ポイントやメニュー、クーポンの情報を一括管理でき、会計作業が効率的に
楽天ポイントの費用対効果を高めるコツ
楽天ポイントは導入の初期費用がかかるほか、運用のための費用が発生します。そのため、できる限り費用対効果を高めて集客数を増やしていくことが欠かせません。
費用対効果を高めるコツとしては、楽天ポイントの販促物をお客様の目につきやすい場所に設置したり、会計時にお客様に対してポイントカードやアプリを持っているかについて声をかけたりすることが効果的です。
ほかにも、自店舗のポイントシステムと組み合わせて楽天ポイントを導入してみることも方法の一つです。さまざまな施策を検討し、効果の高い方法を取り入れていきましょう。
- POINT
-
- 初期費用、運用費用が必要
- ポイントの利用者数は多いため、サービスの告知やポイントの利用を促す施策を行なっていく
まとめ
本記事では、楽天ポイントの基本情報や導入のメリット、導入方法などについて解説しました。
楽天ポイントなどの共通ポイントサービスは、ユーザーにとっても店舗にとってもメリットの大きい施策の一つです。導入・運用するためには費用が発生しますが、うまく活用することで集客率を高められるでしょう。
ポイントサービスの導入によって集客数を増やしていけるように、店舗に合った販促施策を工夫してみてください。