美容大手検索・予約サイトを使いながらオリジナルアプリを導入

スマホを操作する女性

ひと昔前であれば、美容室に行きたい日にお店に電話をかけ、予約の都合を伺ってから美容室に出かける。こんな流れがスタンダードでしたよね?

今はどうでしょう?

大手検索・予約サイトが「今からスグいける美容室はどこ?」「今日空いているサロンがスグ見つかる!」という広告を見かけるようになってから、「美容室もスマートフォンで予約をしてから行く場所」だとお客様は知ってしまいました。しかもこの検索・予約サイトの良いところは、24時間好きな場所から予約ができてしまうこと。

例えば、この地域に3日前に引っ越しをしてきた人が、『来週、美容室に行きたいな』と思いスマートフォンを開いて検索するワードは「△△区 美容室」「〇〇市 美容室」など市区町村スペース美容室です。この2つの検索ワードで上位に表示されるのは、ホットペッパービューティー、楽天ビューティー、@コスメ、ビューティーパーク、などなど美容に関わる広告サイトがずらりずらり。

そしてここに出てきたサイト名をクリックすると、美容室が選び放題! 気になる美容室名をクリックし、サロンの雰囲気やスタッフ、メニューの価格、行きたい日時を確認したら、簡単に予約まで行きつけてしまいますので、もういちいち電話で予約する時代には戻れません。

しかも、ある集客広告サイトの発表によれば、この予約のミッドタイムは通常美容室が閉店した後の21時からという結果が!

自分の美容室のお客様全員に次回予約をいただけている美容室であれば、予約システムの必要はありませんが、ほとんど大多数の美容室には予約システムは必要なのです。理由は、電話での受け答え対応では、定休日や開店前、閉店後の対応ができませんので、本当は来店したかったお客様を失っていた可能性があるのです。

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検索・予約サイトと予約システムの違い

「予約システムなら今契約している検索・予約サイトに機能がついているので、うちはそれで充分なの」このような捉え方をされている美容室がありますが、見方を変えてみるとどうでしょう? 

検索・予約サイトの予約システムからご来店いただいたお客様は、自身の美容室のお客様ではありません。なぜなら、お客様は次回もその検索・予約サイトから予約をするということは、他の美容室にも目移りして「あ、この美容室いいかも? 一度行ってみようかな」と浮気をされる可能性が多大にあるからです。

この仕組みを活用する以上、永遠に検索・予約サイトに高い広告費用を払って掲載し続ける必要があります。この検索・予約サイトに対抗するには自分の美容室で運用している予約システムを持つことが必要です。検索・予約サイトからご来店されたお客様の固定率は、大変低い傾向にあります。

そこでMobiusの予約システムを導入したところ検索・予約サイトからご来店いただいたお客様を、20%〜25%も多く自店の顧客として登録し、固定化することができたという結果も得られました。

そうは言っても、店舗の販促活動の中で新規のお客様を一番多く集客できるのは大手の検索・予約サイトです。とすると新規集客は検索・予約サイトからご来店いただき、その検索・予約サイトからご来店いただいたお客様を1人でも多く自店の予約ができるアプリ会員となっていただくことで、自店のお客様を溜めることができ、そして売上も上がる美容室が作れる方法です。

再来客数20%アップ、確認電話の手間を70%削減など、テキストで書かれた予約システムの4つのメリット

予約システムを導入する方法は?

予約システムを美容室で運用するには主に次の3パターンが考えられます。

予約システム運用の3パターン
  1. 大手の検索・予約サイトと契約する
  2. 予約のみできる仕組みを契約する
  3. POSの仕組みに完全連動したアプリ予約を導入する

大手の検索・予約サイトや予約表のみでの運用はあまりお勧めしません。その理由として、売上を登録するPOSの仕組みのために「お客様情報を検索」して、更に「予約表管理のためにお客様情報を検索」しなければならないことと、施術の内容に合わせたご案内をするために手間が多く掛かってしまうからです。

予約システムを美容室で運用するためには、お客様のスマートフォンから美容室へ予約ができる必要があります。スマートフォンから予約をする方法も大きく分けて2種類あります。

1. WEB予約

自社のホームページに予約ボタンを設置して、そのボタンからお客様が予約できるように誘導し、会員登録後予約を完結させる仕組みです。

2. アプリ予約

Mobiusはアプリ予約が可能です。アプリ予約とはスマートフォンにアプリをダウンロードして、会員登録を済ませた後に予約が可能となります。アプリ予約とWEB予約は大きな違いがあります。まず、予約のドタキャンを防ぐための確認通知をプログラムが自動で発信し、お客様の確認を促します。もちろん、その既読の確認もできるのです。

この機能により美容室のオーナー様から「美容室のドタキャンを40%も削減することができました」と感想をいただきました。そして、次回来店日予約をいただいている美容室の多くが、来店日前の確認を電話で行っていますが「電話をする作業が70%削減できました」とお声をいただいています。

電話が鳴り続ける美容室から脱却し、ご来店いただいているお客様へ落ち着いてヘアスタイルの提案をきちんとできることで、メニューアップによる単価のアップや、お客様に合った店販の提案が美容室の売上アップにつながります。

予約システムをうまく活用しよう

予約システムの活用は美容師やアシスタントの時間管理はもちろんのこと、美容室の大切なお客様の時間を守ることでもあるのです。今回は最新の活用方法を3つ紹介いたします。

1. 2020年コロナ禍の中、美容室面積や席数に対し、適切なお客様数の予約だけを開放し、お待ちいただくお客様をなくして、ソーシャルディスタンスを徹底し、お客様やスタッフの環境の保全を図ることができるのです。このため、安心してご来店いただく環境を整えるとともに、経営側は過分な人員の投入が必要なくなり、人件費の削減をして収益の上がるお店作りが可能になります。

2. MobiusPOSアプリは、スマートフォンに表示されるアイコンが自店美容室のアイコンになるオリジナルアプリです。POSの売上げに連動しているので、予約表を埋めるためにお客様情報を検索する必要もありませんし、大手検索・予約サイトの予約表も相互同期できるのでフロントの予約清算業務が大幅に削減されます。

3. POSに連動したスマートフォンアプリを予約システムとしてお客様にお持ちいただくことはメリットが多く、施術内容に合わせてご案内をすることができたり、例えばお客様が来店した翌日に「ヘアスタイルの様子はいかがですか?」「お困りの点がありましたらお気軽に連絡くださいね」などのご案内をしたり、お誕生日や記念日にはお祝いのメッセージを自動で送信することも可能です。

さらに「ショッピング機能」もいよいよ搭載いたします。美容室にご来店いただかなくてもECサイトより店販商品が購入できたり、POSで店販商品の売上把握も可能になります。

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