美容師の指導カリキュラムとは? 新人の研修と教育環境の充実

美容師の指導カリキュラムと教育環境の充実についての説明

専門学校で学ぶのは美容師免許合格に向けての技術が主なため、新人美容師にはサロンワークについて1から指導・教育する必要があります。

また人気美容室になるためには、アシスタントだけでなくスタイリストも共に技術を磨かなければなりません。

この記事では美容師のレベルごとの指導カリキュラムについてや、教育環境の整え方などについて詳しく解説しています。

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人気美容室はお客様・スタッフから信頼されている

笑顔で接客する美容師の男性

人気美容室の条件として「リピーターが多い」「美容室全体の技術力が高い」といった、2つが主に挙げられるでしょう。

リピーターが多いということは、多くのお客様が「自分の髪をこの美容室に任せたい」と安心・信頼しているということです。

お客様にそう思ってもらうためには、当然美容室全体の技術力が求められます。

スタッフそれぞれで技術力に大きな差があれば、優れたスタッフにばかりリピーターが増えてしまうでしょう。もしその優れたスタッフが独立した場合、多くのお客様がそちらへ流れてしまうことも懸念されます。

結果、美容室の生産性は上がらず人気店からは遠のいてしまうでしょう。

そうならないためにも、スタッフの教育環境や指導カリキュラムには力を入れておかねばなりません。特にスタッフの教育環境を整えることはスタッフとの信頼関係や定着率を上げるだけでなく、モチベーションの増加や技術力の向上へつながります。

教育環境と指導カリキュラム、どちらかだけに力を入れるのではなく、両方ともスタッフ育成に重要な要素であることを忘れないようにしましょう。スタッフから信頼されている美容室というのは自然にお客様にも伝わり、良い評判を生み出します。

美容師の指導カリキュラムとは?

スタッフの教育で1番大切なのは「一貫性」です。

指導者によって言うことが変わったり、教え方が異なったりすると技術内容に差が出るだけでなく、技術習得までの効率が悪くなります。そういった問題を無くすためにも「指導カリキュラム」を明確にしておく必要があります。

メリット

指導者・指導される側、どちらの時間も有効活用できる

最短で即戦力を育成できる

それぞれの習得スピードに合わせて指導ができる

差のない、平等な内容で指導できる

必要な段階を踏み、レベルアップ出来るため指導される側も安心して技術習得に励めます。次では主なカリキュラム内容について解説していきます。

接客・コミュニケーションのカリキュラム

優しい笑顔で接客する美容師の女性

美容師として技術習得の前にマスターしなければならないのが「接客・コミュニケーション」です。

お客様に施術できないアシスタントでもできる、重要な業務でもあります。美容室のコンセプトやルールを明確にし、それに則った接客ができるかを見ていきましょう。

お客様が来店して担当スタイリストに受け渡すまでの一連の流れや退店時までの動き、各シチュエーションでの動き方などをリスト化すると指導者側もチェックがしやすいです。

他のスタッフや指導者自身がお客様の役をやりながら、実践方式で指導していきましょう。

技術のカリキュラム

シャンプーの対応をする美容師

接客ができるようになれば、技術を習得していきましょう。まず基本となる以下の技術の習得を目指します。

技術習得ステップ1
  • シャンプー
  • ブロー
  • スタイリング剤を使用した仕上げ
  • カラー塗布・知識
  • パーマ補助・知識

→ スーパーアシスタントへ

基本を習得できればスーパーアシスタントとして十分に活躍できます。

基本の習得ができたら、次はスタイリストを目指すためのカリキュラムに入ります。

技術習得ステップ2
  • カットの基礎・型の習得
  • ブリーチ剤を含むカラー剤の選定
  • パーマスタイルの選定
  • ヘアアレンジ・セット

→ スタイリストへ

テストを受け、合格ラインに達することができれば正式にスタイリストデビューです。

外部講習会でスキルアップ

店舗内での基礎が身につけば、応用も必要になります。

同じ型ばかりの技術では面白みがなく、お客様も離れていきます。デザインや技術は常に変化しており、それらを習得するには外部の講習会が必須と言っても過言ではありません。

講習会への参加は、ディーラーからの紹介の他にSNSなどでも参加者が募集されています。

自分のスキルアップしたい分野を見つけ、積極的に参加してみましょう。講習会で得た知識を店舗内で共有・アウトプットすることで、美容室全体のスキルアップだけではなく指導者としてのスキルアップにも繋がります。

美容師の教育環境・ランクシステムとは?

ランキング

先述したように、指導カリキュラムだけに力を入れていてはスタッフのモチベーション低下に繋がる恐れがあります。

教育環境を整えておくことで、自然に技術を習得しやすい状態になり美容室の生産性も上がります。

整った教育環境の条件は次のようになります

・先輩スタッフや指導者に相談しやすい環境作り

・教育内容は店舗内で一貫性をもつ

・インプット・アウトプット共に大切にする

・練習時間を明確にする

この条件を満たすためには、日頃からのコミュニケーションも非常に大切になってきます。

チームで営業しているという意識を全員が持ちましょう。またランクシステムを取り入れて目標を細分化し、明確にしておくこともモチベーションの維持に必要です。

ランク別システム

美容室のランク別システムとは

アシスタント
スタイリスト
ディレクター・店長

などといった、役職ごとに分けるシステムのことです。美容室のみならず、どの企業でも採用されているシステムでしょう。

役職ごとに求められるレベルが変わっていきます。

美容室によってその内容は変化しますが、大まかに解説すると

アシスタントは「シャンプーや各メニューの補助ができる」
スタイリストは「1人でお客様を仕上げられる」
ディレクター・店長は「一定の売上がある、秀でた技術やマネジメントスキルがある」

といった内容に分けられます。

スタイリスト内でのランクシステム

上記のランク別システムを更に細かくし、スタイリスト内でもランク分けをしている美容室も多いのではないでしょうか。

アシスタント上がりのすぐのスタイリストを「ジュニアスタイリスト」と呼び、

それ以降は
スタイリスト
トップスタイリスト
ディレクター・店長

など、ランクを上げていきます。

スタイリスト内でのランクがマイルストーンとなり、目標達成までの道しるべとなります。技術力向上への意欲が増すだけでなく、短期集中でスキル習得ができるという効率化にも一役買っています。

明確な目標と、やる気が続く環境作り

美容師として活躍するために必要なスキルは、数年で習得できるものではありません。

常に勉強や実践を繰り返し、積み上げていく地道な作業が美容師である限り続いていきます。サロンワークと並行してスキルアップの努力を怠らないためには、明確な目標となによりやる気が続く環境が必須です。

各ステップの目安期間はどれぐらいなのか、目標をどこに定めればよいのかを明確化しておくとやる気に繋がります。またスタッフ一丸となって取り組めるのかが、目標達成への大きな鍵となるでしょう。

まとめ

美容室の教育環境や指導カリキュラムを充実させるためには

教育内容の一貫性
スタッフ内でのコミュニケーション
カリキュラム内容の明確化

上記が大切であることがわかりました。

美容師のスキルアップは、美容師本人だけではなくお客様にとっても美容室にとってもプラスになります。新人美容師だけの問題と捉えず、美容室スタッフ一丸となりスキルアップに励みましょう。

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