予約フォームの作り方とは? おすすめの作成ツールと合わせて紹介します
「来店率アップにつながる予約フォームの作り方が知りたい」「予約フォームを作るのにおすすめのツールがあれば知りたい」といったように、店舗の予約システムを改善したいと考えているサロン経営者の方は多いのではないでしょうか。
今回は、予約フォームの作り方やフォームを作るメリット・デメリットを解説したのち、おすすめのツールを紹介します。
サロンの集客率を高めて来店する顧客を増やしていきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
▼ 目次[表示] ▲ 目次[非表示]
予約フォームの作り方は大きく分けて2種類
予約フォームは以下2つの方法で作成できます。
- WordPressのプラグインを使う
- 予約システムの作成ツールを使う
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
WordPressのプラグインを使う
WordPressプラグインは、WordPressに機能を追加する便利なツールです。これを利用することで、手軽に予約システムを導入できます。
しかし、一部のプラグインは英語にしか対応しておらず、実装にはHTMLなどのコーディング知識が必要な場合もあります。また、オープンソースであるため、カスタマーサポートが電話での対応を行わないことも留意すべきです。
- POINT
-
- 自社サイトに予約フォームを組み込むことが容易。
- WordPressやHTMLなどの知識が必要な場合がある。
- 別途セキュリティ対策が必要。
予約システムの作成ツールを使う
作成ツールを使うことで、専用のフォームを簡単かつ自由にカスタマイズし、Webサイトに組み込めます。これらのツールは、使いやすいインターフェースでフォームを調整し、サイトに簡単に取り込むことが可能です。
多様な機能も提供されており、カレンダーやMAツール、チャットツールとの統合もスムーズに行えるでしょう。また、ユーザーサポートが充実しているサービスが多いため、困った際には迅速にサポートを受けられる点も魅力です。
さらに、セキュリティも高い水準で保護されているため、安全かつ迅速に予約システムを構築したい場合には最適な選択肢といえます。
- POINT
-
- 予約システム以外の機能も提供されていることが多い。
- サポート対応、セキュリティ対策が充実している。
予約フォームを作るメリット
主なメリットとして、以下の4点が挙げられます。
- 24時間どこでも予約を受け付けられる
- スケジュール管理がしやすい
- 予約対応にかかる手間を削減できる
- 事前決済に対応できる
それぞれの項目について、詳しく解説します。
24時間どこでも予約を受け付けられる
ウェブサイトに予約フォームを組み込むことで、顧客はいつでもどこからでも予約を行えます。営業時間外や休業日でも予約を受け付けられるため、顧客の利便性を向上させると同時に、受注機会を拡大できるでしょう。
また、顧客は自身のスケジュールに合わせて予約できるため、サロンの営業時間に連絡を入れることが難しい方でも予約を取りやすくなります。これにより、顧客満足度の向上や収益の増加に繋がることが期待できます。
スケジュール管理がしやすい
オンラインで予約を受け付けることで、スケジュール管理が大幅に楽になります。従来の電話や直接の対応に比べて、フォームを通じて集められた情報は自動的にデータベースに記録され、カレンダーとの同期も容易です。
これにより、スタッフはリアルタイムで予約状況を把握し、簡単にスケジュールを管理しやすくなります。また、顧客は空き状況を確認して予約が取れるため、誤った予約や重複を防ぐことができます。顧客とサロン側の双方にとって効率的なスケジュール管理が実現するため、運営がスムーズになるでしょう。
予約対応にかかる手間を削減できる
予約対応にかかる手間を大幅に削減できることもメリットの一つです。従来の電話やメールによる受付はスタッフの対応が必要でしたが、オンラインのフォームを利用することで、予約をスムーズに受け付けられます。
これにより、スタッフは手作業での対応やスケジュールの調整から解放され、より重要な業務に集中できます。また、顧客は自分の都合に合わせて予約を行えるため、手続きにかかる待ち時間や連絡のやり取りも不要です。結果として、効率的な対応が実現し、業務効率が向上するでしょう。
事前決済に対応できる
事前決済が可能なオンラインフォームを通じて予約を受け付けると、顧客は手続きと同時に支払いを行えます。事前に料金を支払うことで、顧客とのやり取りがスムーズ化し、予約確定率が向上します。
また、事前に決済が完了しているため、顧客都合によるキャンセルや変更が生じにくく、サロンの収益管理や予約の安定化に貢献するでしょう。事前決済の導入により、ビジネスの効率化と収益の安定化が期待できます。
予約フォームを作るデメリット
一方、予約フォームを作る上ではデメリットも存在します。
- 設置にはリソースが必要
- フォームのメンテナンスが必要
上記2つの項目について、内容を確認しましょう。
設置にはリソースが必要
専用のフォームを設置するためには、一定のリソースが必要です。使うツールによって異なりますが、初期設定やカスタマイズには時間と技術的な知識が必要であり、特に高度な機能を追加する場合はプログラミングスキルやデザイン能力が求められます。
また、フォームの管理や更新にも一定の人的リソースが必要です。安定した動作やセキュリティを確保するためには、管理の手間が発生することを導入時に検討すべきでしょう。
作って終わりはダメだね
フォームのメンテナンスが必要
フォームの運用には、定期的なメンテナンスが必要です。フォームのメンテナンスには、更新や修正、セキュリティの強化が含まれます。定期的な更新は、新しい機能の追加や改善を反映させるために不可欠です。
また、フォームの動作やレイアウトの確認を定期的に行うことで、ユーザーエクスペリエンスの向上に貢献します。
さらに、セキュリティの強化も重要です。フォームには個人情報が含まれる場合があり、それらを保護するために最新のセキュリティ対策を常に実施する必要があります。適切な管理体制を整えるためには、このようなフォームのメンテナンス作業を行うための時間と労力が必要です。
メンテナンスが含まれているサービスもあるので検討しましょう
簡単に作れる予約フォーム作成サービス3選
ここでは、簡単に扱える予約フォームの作成サービスを紹介します。
GIL
GILは、SNSやGoogleマップとの予約連携に加え、集客サイトとの予約を自動連携できます。
LINE連携もしているので、リッチメニューから「予約」を選択し、 希望のメニューや予約日時、スタッフをタップすることでLINE 内で予約を完結することができます。 また、予約の直前通知をLINE を通して送ることができるので、 当日の予約キャンセルを大幅に減らすことができます。
プラン名 | 料金 |
---|---|
Aプラン | 5,500円/月 |
Bプラン | 11,000円/月 |
Cプラン | 16,500円/月 |
Airリザーブ
Airリザーブは、無料プランでも予約数が無制限であることが特徴です。顧客管理や自動メール配信機能も利用できます。他ビジネスツールとの連携も簡単なため、顧客情報を一元管理しやすいでしょう。
予約管理には、自由受付タイプと事前設定タイプの2つのオプションがあります。自由受付では顧客が空いている時間から申し込みができ、事前設定では運営者が時間を設定して申し込みが可能です。
エアリザーブは必要な機能がすべて備わっているため、予約システムを手軽に導入したい方に最適なツールです。
料金プランについては、以下の通りです。
プラン名 | 料金 |
---|---|
フリー | 0円/月 |
ベーシック | 5,500円/月 |
プレミアム | 要問い合わせ |
Goope(グーペ)
Goopeは、予約機能を含むホームページ制作サービスで、自身のサービスや店舗のウェブサイトを求める方に最適です。専門知識がなくても、豊富なテンプレートから簡単に作成でき、充実したサポートが用意されています。
カートボタンの設置やネットショップの構築も可能で、タブレットやスマホからも作業が行えます。無料プランはなく有料プランが提供されており、15日間の無料試用が可能です。
システムは非常にシンプルで、コースやメニューを登録しておけば、申し込みを受け付けられます。なお、時間の変更や管理機能は備わっていませんので、あくまでフォームの作成が主な機能です。
料金プランは以下のように分かれています。
プラン名 | 12ヶ月契約 | 1/3/6ヶ月契約 |
---|---|---|
スタンダード | 3,300円 | 3,850円 |
ライト | 1,100円 | 1,650円 |
まとめ
今回は、予約フォームの作り方や効率的にフォームを作成できるおすすめツールを紹介しました。予約フォームの導入によって管理体制を整えられると、来店率や売上の安定が期待できます。
記事で紹介したツールを参考に、サロンの業務効率化につながる予約システムの導入を検討してはいかがでしょうか。