美容室を開業するために必要な設備や備品は? リスト化して準備をしよう
美容室を開業するときは準備リストを作成しましょう
美容室を開業する時には、シャンプー台・カット台・鏡などの大きなものから、事務用品などの細かなものまで、多くの物を準備する必要があります。オープン日が近づくにつれ同時進行で行わなければいけなくなるので、なるべく早めに【準備リスト】を作成しましょう。
美容師の夢である独立・開業。
そのためにはたくさんの準備が必要です。開業はどんな美容室にしたいのかイメージを持って、実現可能な立地に出店することから始まります。また、物件に対する家賃の支払いなど費用に対しても考える必要があります。時にはイメージやブランディングなどを変更する必要や独立時期を変更する必要があります。
物件が決まったらいよいよ開店準備です。オープンまでに準備しなければいけない物や、行わなければいけないことは膨大にあります。
何から始めたらいいんだろう
美容室を開業する際に必ず必要なもの
美容室を開業するためには美容師の技術だけではできません。様々な機材・備品が必要になります。施術を行う椅子、鏡、シャンプー材、シャンプー台、パーマ、カラー材料など無くては【美容室】として機能しないものから、レジ周りの備品やインテリアに使用するものなど、たくさんの物をそろえる必要があります。
必要なもののリストを作成したらどのくらいの費用がかかるのか、概算で見積りを出しましょう。この見積もりが非常に重要となります。そのため近くに独立・開業された方がいたらどのくらい費用がかかったのか聞いてみるのも大切です。
開業資金で準備した金額を大きく上回る場合は、物を減らしたり、インターネットで様々なサイトを比較し、最安値で購入できるものをチェックすることやアウトレットや中古品で代用できないかを検討しましょう。基本的に美容室をオープンしてから初月で利益は出ません。収益が黒字化するには1〜3ヶ月ほどかかります。
そのため、この初期費用はなるべく安く抑える必要があります。一番削減できる部分は店舗インテリアです。内装などすぐには必要のないものは後回して費用を抑えましょう。平均として美容室の開業には200万~400万ほどかかると言われています。
では必ず必要は物とは何でしょうか?
ご紹介致します。
必要なものばかりだ
大型の機器のご紹介
- 大型機器の例
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- カット椅子
- 鏡
- シャンプー台
- カラーの加温気
- パーマロッド
- パーマ用の機器
- ヘアドライヤー
- ヘアアイロン
etc…
施術を行う椅子は美容室に無くてはならないものとなります。
他にもカラーの加温気やパーマ用の機器、ヘアドライヤー、ヘアアイロンなどがあります。それらの器具や薬剤、ヘアセット剤を乗せるワゴンも必要になります。シャンプー台やカット椅子、鏡などの大型機器は、美容室向けインターネット通販やディーラーから購入することができます。
また、アウトレットなどでは新品に近いものが安価で取得することができます。一括購入ではなくリースを組むのも初期費用を抑える手段です。通販であれば配送もしてくれるため買いに行く必要がなく準備に忙しいときにはぜひ活用してください。
- POINT
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- インターネット通販やディーラーも活用できる。
- アウトレットやリースを組む方法もある。
消耗品について
- 消耗品の例
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- シャンプー
- トリートメント
- リンス
- カラー&パーマの薬剤
- パーマロッド
- スティック
- コーム
- ハケ
etc…
ハサミ以外にもシャンプー、トリートメント、リンス、カラー&パーマの薬剤なども開業前に揃える必要があります。
他にもパーマロッドやパーマ剤を入れる容器、スティックやコーム、ハケなども必要になります。タオルは大量に準備する必要があります。これらは消耗品となるため常に費用がかかります。特にパーマやカラーの材料は非常にコストがかかります。
また毎月、毎年新商品が開発され、その年のトレンドなどで大きく変わってきますので過剰に保管するのではなく必要最低限だけそろえて様子を見ながらベストなものを仕入れるようにしましょう。
流行を取り入れていかないと
その他消耗品
- その他消耗品の例
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- ゴム手袋
- アルミホイル
- パーマ用のゴム
- コットンイヤーキャップ
- お客様に出すドリンク
- トイレットペーパー
- ティッシュ
- 紙コップ
etc…
他には消耗品や備品は多数あります。ゴム手袋やアルミホイル、パーマ用のゴム、コットンイヤーキャップなど1人1人使い捨てになるものや、お客様に出すドリンクやトイレットペーパーやティッシュなども消耗品なので定期的に補充が必要になります。今まではドリンクを出す際にはグラスを洗浄し使い回しが出来ていましたが、現在は新型コロナウイルスの影響もあり、使い捨ての紙コップを使用することがスタンダードになっています。
他にも店舗内の清掃用具やお客様の上着をお預かりするハンガーやラック、傘立てや雑誌も必要になります。美容室はお客様にとってリラックスしサービスを受けられる場所になります。そのため、店内に音楽をかける必要があります。音楽には著作権が発生しますのでしっかりと対応しましょう。自身が今働かれている美容室や過去働かれていた美容室を思い出し、イメージにあうものを用意しましょう。
備品のほかに重要なのが【宣伝】です。美容室を開業するために設備・備品の準備はもちろんですが、メニュー内容、金額、看板、リーフレット等を作り宣伝をすることも非常に重要になります。インターネット広告や紙広告など地域により効果の出やすさは変わってきますので、こちらの下調べもしましょう。
広告費にも手を抜かないようにしましょう
ホームページやPOSレジ
今はIT化が進み、業界もインターネットの時代となりました。近所の美容室を探すときはほとんどの人がスマートフォンで調べます。そのため、事前に美容室のホームページを作っておくといいでしょう。ホームページには美容室のコンセプトや雰囲気、働いているスタッフの顔写真やスタイル写真などが必須となります。そのため内装工事が終わり次第、プロのカメラマンを雇い撮影をしてもらう必要があります。
料金や営業時間、定休日なども載せる必要があります。まずは公開せずホームページを作成して、店内の写真やロゴをあげておき、その他の情報は随時更新していきましょう。
POSシステムも重要になります。こちらは美容室に限らずどの業種でも必須となります。お店の予約管理や顧客情報管理、売上の確認、現金管理などを行うためにもこのPOSシステムは必須となります。POSシステムを導入することにより正確な顧客管理、売上管理・売上分析をすることができます。ホームページをしっかりと準備し、POSシステムで顧客管理、分析をすることでお店の売上を上げることに役立ちます。
業務の効率化や経営にも投資が必要だね
まとめ
美容室の開業について必要なものをあげさせて頂きました。この他にも美容室であれば揃えたいものが出てきます。開業までのイメージを持っていただき必要なものを開業費用内でどう準備するかが重要になります。リストは早急に作成し慌てることなくしっかりと準備を進められるようにしましょう。
また、1回で全てをリストアップするのではなく、少しずつ付け足していくのをおススメします。物件が決まりますと想像以上のスピードで開店準備が進むため、あらかじめ準備をしておくことが必要になります。また広告費に関しても非常に重要となります。お店のコンセプトにあったお客様にどうやって認知してもらうのかが非常に重要になります。
広告に費用をかけ来店していただいたお客様を固定客にすることも美容室を運営していくのに非常に重要になります。