美容室の経営を失敗させない方法とは? 失敗する理由とともに紐解く!
美容室を自分で切り盛りすることになった時、経営で失敗しない方法はないのでしょうか。
もし失敗したらと考えると、それだけで不安になって独立の一歩を踏み出せない方もいると思います。
であれば、先んじて経営で失敗しない方法や、失敗してしまう理由を学んでみませんか?
どんな理由で失敗するかを知れば失敗の回避行動が取れますよね。だから成功への道が見えてくるのです。
成功イメージを膨らませ、できない理由ではなくできる理由を考えていきましょう!
楽しみ!
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経営を失敗させない方法
美容室の経営を失敗させない方法は、ズバリ自分の美容室のアピールポイントを考えることです。
業界規模で見れば、美容室の需要は高まっています。ということは、経営が上手く行けばそれなりにお客さんは来てくれるようになるはず。その経営を上手にこなすために必要なのは、その美容室だからこそできるものを宣伝することです。
例えば、ショートカットに自信があるならショートカット専門店と銘打ってもいいでしょう。ターゲットは絞られますが、コアな層からのファンが増えてリピーターが増える効果が期待できます。
子ども連れでも安らげる空間としてキッズルームを用意したら、お母さん世代がひいきにしてくれる美容室にもなりそうですよね。最近は、美容師から話しかけられない美容室も人気になっています。
大切なのは、数ある美容室の中で自分の美容室をどのように差別化するか。得意なことや強みをしっかりアピールして、ホームページの一番目立つところに売り文句を書けるようにしましょう。特化したところがあればそれだけで話題にもなるものです。
- POINT
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- 自分のお店らしさを出していく。
- 得意なことや強み、メリットを明確にして発信していく。
美容室の経営が失敗する理由
美容室の経営が失敗する理由は主に2つあります。
1つは、経営に関する知識不足。そしてもう1つは受け身であることです。いくら美容師としての腕があっても、お金の使い方を知らなければ経営はしていけません。最初から運よく利益を上げられるとは限らないので、軌道に乗るまでをどうやり過ごすかが問題です。
どっちも思い当たるなあ
経営の知識不足
経営の知識がないと、資金を適切に割り当てられなくなります。現状、お金を一番使わなくてはいけないところはどこなのか、逆に今はあまりお金を必要としない箇所はどこなのか、この判別が適切にできなくては経営で失敗します。
少し不安にさせてしまうかもしれませんが、独立した美容師がお店を開業して1年以内に廃業する確率は60%以上で、3年以内では90%と言われています。廃業してしまうのは、夢と理想ばかりを追いかけて、お金という現実を見ることを軽視したからではないでしょうか。経営をきちんと学んでおけば、廃業にならずに経営ができる道を地道に探せたかもしれません。
- POINT
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- 経営者としての自覚を持ち、経営を学んでおく。
受け身で経営してしまう
美容室を長く経営していくためには、受け身でいてはいけません。最初のうちは知名度もない状態からスタートさせることになることがほとんどですから、自分からアピールしないとお客さんが来ないのです。
美容師としての腕があること、お店が新しくてキレイなこと、インテリアにこだわって落ち着く雰囲気であること…。これらは事実でも、周りに知られなければ意味がありませんよね。よって、そのうちお客さんが来るだろうと受け身で待つのではなく、自分から行動することが重要です。
具体的には、チラシを作って近所を中心にポスティングしたり、ホームページ制作を依頼して素敵なサイトを作ってもらったりします。また、人脈を活用して友達を呼び、SNSで評判を発信してもらうことも能動的な活動と言えるでしょう。
お客さんにとってより使いやすい美容室になるように、ネット予約ができるようにするなどの工夫も必要です。美容室専門のSNSアカウントも作り、より多くの人に知ってもらえることを目標とすべきです。
SNSでの発信は得意だぞ
美容室の経営者に必要な知識
美容室の経営者になる上で必要な知識は、お店を運営する知識としての経営や経理、トレンドを常に取り入れること、集客方法などたくさんあります。独立前に勉強しなければならないことはじっくり時間をかけて頭に入れ、経営の失敗を防ぎましょう。
経営と経理の知識
お店を運営していくなら、経営や経理の知識は欠かせません。美容師なら腕が良ければいいと言われることもあるかもしれませんが、オーナーとなるなら話は別です。自身が美容室を持つなら、美容師兼経営者とならなくてはいけません。そのために、経営や経理についての知識は独立前に地道に身に着ける必要があります。
最も手軽に始められるのは、経営と経理の書籍で学ぶことです。中には通信講座もあるので、自分1人では挫折してしまいそうだと感じるのであれば講座を受講することをおすすめします。講座の受講にはお金はかかりますが、途中で辞めてしまえば独立の夢は遠のきます。であれば、多少は自己投資しても良いのではないでしょうか。
資格試験への合格を目標にすると、すべきことが具体的に見えてきます。時には独立して既に美容室を運営している先輩などからアドバイスをもらうと、良い情報が得られるかもしれませんね。
- POINT
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- お店を存続させるためにも自ら学んだり投資する姿勢が大事。
- 先輩や経営者の知り合いなどの話を聞いてみる。
常にトレンドを押さえる
移り変わりの激しいトレンドを押さえることも美容室の経営者として必要なことです。昔のままのセンスでいると、特に若い人は美容室を変えてしまいます。
中には、一生に一回の成人式の着付けとヘアセット、メイクが古くて台無しにされたなんて方も…。お客さんにそんな悲しい思いをさせないためにも、日々トレンドを学ぶことは大切です。トレンドがわかっていれば、漠然とイメチェンがしたいというお客さんへの提案もスムーズにでき、美容師として自信もついていきます。
流行を追うのは楽しいな
集客のノウハウ
皆さんは、「集客力」という言葉を聞いたことはありませんか?SNSなどで、すぐにフォロワーをたくさん集めることを得意とする人がいます。フォロワーが多い人は集客ノウハウを知っているので、新しいアカウントでもすぐにたくさんのフォロワーをゲットすることができるのです。
美容室の経営も、集客ノウハウを知っていればお客さんの数は増えていき、利益を上げることができるでしょう。SNSを上手く使い、より多くの人に周知してもらえるようにする知識も今の時代には必要です。ほとんどの人が新しい美容院の存在をネットで知る今、どれだけの情報をネット上で流せるかが課題です。
美容室ならヘアカットの写真を載せると効果的なので、写真に特化しているInstagramを中心に集客していくことがおすすめです。ヘアスタイルの写真だけでなく、お店の外観や内装をアップするのも良いでしょう。初めての場所に行くと緊張するお客さんは、写真を見ることで安心できるからです。雰囲気が良ければ行ってみようと思ってもらえるかもしれないので、自慢の美容室全体を存分にアピールしてみてください。
集客を意識して発信してみましょう
まとめ
今回は、美容室の経営を失敗させない方法と、失敗してしまう理由をご紹介しました。雇われて美容師をしていると、経営や経理といったお金の部分はあまり意識しませんよね。しかし、独立するならお金の勉強は必要不可欠です。また、トレンドの把握や集客力など、あらゆる面でお客さんが集まるように工夫していかなければ廃業してしまいます。常に努力を続け、資金を適切に振り分けられるように事前の学習を怠らないようにしましょう!