皆さんは「人事生産性」という言葉を聞いたことがありますか?
美容業界ではあまり使われる言葉ではありませんが、一般的にはよく使われています。
人事生産性は粗利益÷総労働時間で計算されます。
つまり、売上を総労働時間で割ったものが人事生産性になります。
したがって、人事生産性を求めるには売上高÷総労働時間が必要です。
売上はどのお店でも把握していると思いますが、総労働時間を計算しているところは少ないでしょう。
総労働時間とは、各種工程を時間で表し、それを合計したものです。
例えばカットコースを挙げると、
お通し⇒カウンセリング⇒お流し⇒カット⇒お流し⇒ブロー⇒お仕上げ⇒清算の8工程に時間と料金を割り当てて進めます。
これらの総工程を数値化し記録を残し、1か月の総労働時間を算出し、売上高を総労働時間で割って人事生産性を計算します。
この人事生産性を基に、各自の真の生産性を算出し、正確な評価を行い経営の参考にします。
美容室でこれを実践しているところは少なく、多くの場合、正確な評価が行われていないのが現状です。
主担当者の売上が150万円あるとすごいと思いがちですが、アシスタントを2人使っている場合、それは一人当たり50万円の人事生産性となります。
そしてアシスタントの50万円は生産性の対象外となり、正しい評価が行えないことになります。
この問題を解決するためには、正しい評価ができる仕組みの導入が必要です。
これを実現するのは大変ですが、今後はこのように正確に評価するお店に優秀なスタッフが集まることでしょう。
※こちらのコンテンツはDMMオンラインサロン内での企画となります。
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