自宅サロンに予約システムは必要？ 選び方やおすすめのシステムを解説

自宅でエステサロンを経営している方の中には、現在手動で予約管理をしており、予約システムの導入を検討している方も多いのではないでしょうか。

本記事では、導入すべき理由やメリット、選ぶ際のポイントなどを紹介します。導入を迷っている方や、おすすめのシステムを知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

自宅サロンに予約システムを導入すべき理由とは？　

主な理由として挙げられるのは、次の2つです。

• お客様の利便性が高まる
• 予約数増加が期待できる

それぞれの理由について、詳しく確認しましょう。

お客様の利便性が高まる

予約システムは、外部のサービス（LINEやGoogleなど）と連携できる機能を持っているものが多くあります。

従来であれば店舗に予約の電話をする必要がありましたが、このように身近なツールを使って予約できる体制にすることで、お客様の利便性を高められることが特徴です。予約がスムーズに完了するため、次回以降の来店率アップにも繋がるでしょう。

連携できる外部サービスの種類が豊富なシステムを選ぶことで、より多くのお客様が利用しやすい環境を整えられます。

普段使っているツールで予約できるなら助かる

予約数増加が期待できる

外部サービスの豊富さに加え、予約システムは事前のカード決済やQRコード決済に対応しているものが多くあります。

お客様によっては、現金ではなく電子決済を望んでいる方も多いため、決済手段を多く持つことで予約数の増加が期待できます。

また、店舗で会計業務を行う負担を軽減できるため、回転率を高めて顧客対応の時間を多く取れることも特徴です。

POINT

• 便利な電子決済に対応し、予約までのハードルを下げる。

自宅サロンに予約システムを導入するメリット

主なメリットとして、次の5つが挙げられます。

• 店舗の業務に集中できる
• 会計業務を効率化できる
• 24時間顧客対応を実現できる
• 顧客情報の保存と分析が行える
• リピーター獲得が期待できる

1つずつ解説していきます。

店舗の業務に集中できる

自宅サロンの予約受付を電話で行っていると、聞き間違いが発生する可能性があります。また、手動で予約管理することにより、予約漏れやダブルブッキングなどが起こることもゼロではありません。

そこで、予約システムを導入することで人為的なミスを減らし、本来の店舗業務へ集中しやすくなります。システム上でお客様の予約管理をしてくれるため、ミスが多かったり、予約業務の負担が大きかったりする場合は、導入を検討してみることがおすすめです。

ミスで予約を失うことは避けたいね

会計業務を効率化できる

予約業務だけではなく、会計業務の効率化にも効果が期待できます。

自宅サロンは1人で経営することが多いため、できる限りお客様への施術時間を増やすことが、売上アップに繋がります。そのため、事前のオンライン決済などを積極的に使ってもらうと、接客時の会計業務の負担を減らすことが可能です。

前述でも挙げたように、電子決済を希望するお客様は増えているため、双方にとってメリットがあると考えられます。

POINT

• 会計業務を省略できるため、負担も減りスムーズな対応につながる。

24時間顧客対応を実現できる

電話で予約を受け付け、手動で管理する場合は、どうしても対応できる時間が限られてしまいます。

また、営業時間内であっても、スタッフが1人の場合はその他の業務をしていると対応できないため、お客様の来店機会を伸ばしてしまうことになります。

そこで、予約システムを導入すれば24時間の顧客対応が実現するため、お客様の好きなタイミングで予約をすることが可能です。

夜に予約できると助かるな

顧客情報の保存と分析が行える

システムを通してお客様の来店情報を収集し、保存と分析が行えるサービスもあります。

自宅サロンで手動で顧客情報を管理しようとすると、抜け漏れが発生したり、そもそも分析の時間を取れなかったりするかもしれません。しかし、顧客分析は経営成績やサービスの質を向上させ、顧客満足度を高めるために欠かせません。

システムを導入することにより、顧客情報を管理し、適切に保存・分析を行いやすくなります。

POINT

• 顧客データを保存・分析できることで、経営改善にもつなげられる。

リピーター獲得が期待できる

前述にあるように、顧客体験や利便性の向上によってリピーター増加が期待できます。

それだけでなく、予約システムの自動メール配信機能を活用することで、既存顧客に対してクーポンの配信やキャンペーンのお知らせ、PRなどを効率的に行えます。多くのお客様に情報を共有できるため、より多くのリピーター獲得を狙っていけるでしょう。

また、お店をリピートしてもらうだけでなく、お客様ごとに適切なサービスを提供することで、顧客単価アップにも効果が期待できます。

お客様も私も嬉しいなんて最高！

予約システムを選ぶ際のポイント

「いざ導入しようとしても、どのサービスを選ぶべきか分からない…」と悩む方は多いでしょう。

ここでは、予約システムを選ぶ際のポイントについて、次の4点を紹介します。

• 必要な機能が揃っているか
• 導入・運用費用が経営を圧迫しないか
• プライバシー面で信頼できるか
• 承認制の予約受付が可能か

それぞれ確認していきましょう。

必要な機能が揃っているか

サロンによって必要な機能が異なるため、ご自身の店舗が必要としている機能が揃っているかを確認しましょう。

サービスの種類はさまざまであり、シンプルな機能のみに限定されていて操作が簡単なものから、顧客情報の管理や分析など高度な機能が揃っているものまであります。また、コストを抑えたいのか、機能性を重視したいのかなどによっても、選ぶべきサービスは異なります。

まずは店舗が必要とする機能をリストアップし、費用対効果の高いサービスを選ぶようにしてください。

POINT

• 自分のサロンに必要な機能は何か、整理して選ぶ。

導入・運用費用が経営を圧迫しないか

予約システムの中には、無料で利用できるものから有料のものまで幅広いサービスがあります。無料のものは機能が限られていることが多かったり、初期費用が必要だったりする場合があるため、事前に料金形態を確認しておきましょう。

求める機能や運営形態によっては、有料のサービスを利用したほうが良い場合もあります。

また、利用を検討しているサービスの費用と店舗の経営状況から、導入や運用に必要なコストが経営を圧迫してしまわないかを考えなければなりません。できる限り負担を抑えつつ、導入効果の高いシステムを選ぶことがポイントです。

POINT

• 負担と効果の両面をよく検討し、選ぶ。

プライバシー面で信頼できるか

一般的な店舗型のサロンとは異なり、自宅サロンの場合は店舗住所の取り扱いに注意しなければなりません。

ただし、予約システムによっては住所の掲載が必須となっている場合もあり、主な例としてはE-PARKやホットペッパービューティーなどが挙げられます。

自宅住所を公開すると様々なリスクが発生するため、公開の義務がないシステムを選ぶことがおすすめです。

POINT

• 住所の公開義務のないサービスを選び、プライバシー面にも注意していく。

承認制の予約受付が可能か

自宅でサービスを提供する場合、安全面などを考えると予約したお客様が来店しても問題ないかどうか、確認してから受付をすべきといえます。

そのため、承認制の予約を受け付けられるシステムを選ぶことがおすすめです。

なかには先着順で予約が確定してしまうものもあるため、予約機能についてしっかりと確認してから導入を決めましょう。

予約の流れをしっかり確認しておきましょう

自宅サロンでおすすめの予約システムを紹介

ここでは、次の3つを紹介します。

• eReserve
• tol
• Goope

それぞれの特徴を見ていきましょう。

eReserve

https://www.asj.ne.jp/ereserve/

 eReserveは、初月基本料金無料で始められ、簡単に予約フォームを作成できることが特徴です。また、住所の公開機能はないため、プライバシー面でも安心して利用できます。

主な機能は、予約管理のほか、Googleカレンダーとの連携やWeb回数券などがあり、コンビニ決済にも対応しています。

tol

https://tol-app.jp/

 tolは、月額0円から予約用webページを作成できます。また、顧客台帳や予約リマインドメール、承認制の予約、LINEアカウントの連携なども無料プランで利用できます。

また、事前決済や住所公開設定なども対応しており、幅広い機能を使えることが特徴です。

Goope

https://goope.jp/

Goopeは、予約受付機能のほか、サービスを紹介したり店舗のホームページを作成したりできる機能があります。

お試し期間は15日となっており、それ以降は月額1,100円からのライトプラン、もしくは3,300円からのスタンダードプランがあります。

まとめ

今回は、自宅サロンに予約システムを導入すべき理由やメリット、選び方、おすすめのサービスなどを紹介しました。

予約の体制を整えることでお客様の顧客体験をより良いものにでき、リピート率アップや売上アップに繋がるでしょう。また、サロン業務を効率化できるため、今よりも負担を減らせる可能性があります。

本記事を参考に、予約システムの導入を検討してはいかがでしょうか。