ヘッドスパは資格なしでも開業できる? 必要性やおすすめスクールを紹介
「ヘッドスパで開業するために必要な資格が知りたい」という方に向けて、本記事では資格の必要性やおすすめのスクールなどを紹介します。
基本情報や施術の種類から役立つ資格の種類まで解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。それでは、早速解説していきます。
資格がなくても開業していいのかな?
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ヘッドスパの概要
頭皮の洗浄とマッサージを中心に行うリラクゼーションの一つであり、毛穴を健康に保ち、健康的な頭皮・髪の毛を手に入れることを目指します。
特に、マッサージによって得られるリラックス効果が人気を集めており、サロンの施術だけでなく、自宅でセルフケアできるグッズも多く展開されています。
近年さらに需要が高まっており、美容院のメニューの一つとしてだけでなく、ヘッドスパの専門店が増えているほどです。
ヘッドスパの主な種類
代表的な種類として、次の6種類が挙げられます。
- オイルヘッドスパ:毛穴の汚れを乳化し、除去する
- 高音波ヘッドスパ:高音波による振動で頭皮をもみほぐす
- 炭酸ヘッドスパ:高濃度の炭酸で血行促進、酸素・水分の浸透を促す
- ドライヘッドスパ:オイル・水を使用しない頭皮マッサージ
- クレンジングヘッドスパ:オイルやジェルで毛穴汚れを落とす
- クリームバス:クリームを使ったマッサージで頭皮を保湿する
種類によってさまざまな特徴や効果があり、サロンによって対応している施術方法が異なります。
こんなに種類があるんだね!
ヘッドスパの施術に資格は必要?
開業するためには資格が必要なのでは? と思うかもしれませんが、施術内容によっては資格を持たなくても開業できます。
結論からいうと、水を使わなくても行える施術であれば美容師免許は必要ありません。
施術内容で髪を濡らす必要がある場合は美容師免許や美容所設立の手続きが必須になりますが、ドライスパの場合は開業届の提出のみで営業できます。
- POINT
-
- 水を使用しないドライスパであれば資格は必要なく、開業届を提出。
美容師免許の必要性
美容師免許は必須ではなく、特定の施術を行う場合にのみ必要です。
上述にもあるように水を使う場合は免許が必要になるため、水を使わない施術メニューを取り扱えば、ヘッドスパの専用サロンを開業したり働いたりすることができます。
美容師免許を持っていたほうが施術の幅が広がるため、より専門的なサービスを提供したいのであれば取得を目指してみても良いでしょう。
ただし、取得にはお金や時間がかかるため、難しい場合は次項で紹介する民間資格の取得を検討してみてください。
必要なスキルや資格は早い段階から調べておいたほうがいいね。
民間資格の必要性
民間資格を取得することで正しい知識が身につくだけでなく、お客様からの信頼性を高めやすくなります。ここでは、役立つ4種類の資格を紹介します。
必ずしも必要ではありませんが、プロとしての技術を身につけ、満足してもらえるサービスを提供するために取得を検討してみると良いでしょう。
ヘッドマイスター
最短7日間で取得できることが特徴です。全国から通学可能であり、無料の宿泊施設も用意されています。
京都の人気店「悟空のきもち」が考案した技術であり、美容効果だけでなく脳疲労の改善としても効果があるとして人気を集めています。
メディアでも多く紹介されており、「脳の疲れをとりたい」「顔を引き上げてむくみをとりたい」などの悩みを抱える人から需要が高いサービスです。
ヘッドセラピスト認定
「S級・1級・2級・3級」と設定された講座内容が特徴であり、3級から順に取得していきます。
また、プロとしての証明を受けるための認定試験(実技)や、都合が合わない人向けの個別レッスンも開催しているため、ライフスタイルや目指すセラピスト像に合わせて受講できるでしょう。
そのほか、イベント講座や開業相談など、サロン経営に役立つ知識を学ぶこともできます。
https://www.japanese-headmassage.com/
ヘッドスパ検定
理美容専門学校を通して受験できる資格であり、認定校で検定試験が実施されます。3級から受験し、1級まで取得することができます。
理美容資格を持っていることが必須条件となるため取得のハードルは高くなりますが、取得しておくと就職や転職に役立ったり、開業時に知識・技術の信頼性が高まったりするメリットがあります。
理美容資格を持っていたり、取得を考えていたりする場合は、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
https://www.headspa.co.jp/certification/
ヘッドリンパケアセラピスト
基本知識から、精油(アロマオイル)の知識やリンパトリートメントの技術を習得できます。美容業界だけでなく、福祉や医療関連の分野でも役立つ技術を学べることが特徴です。
また、サロン開業ノウハウも履修内容に含まれており、未経験から開業を目指す場合でも必要な知識を身につけられるでしょう。
カリキュラムを終了すれば在宅で試験を受けられるため、試験日に日程を合わせることが難しい方でも資格取得が可能です。
https://www.jadp-society.or.jp/course/head-lymph/
個別レッスンや在宅受験ができるのは助かるわ。
ヘッドスパの技術が学べるスクールとは?
最後に、おすすめのスクールについて紹介します。それぞれで特徴が異なるため、ご自身の目指す方向性に合わせて選ぶと良いでしょう。
ミス・パリビューティ専門学校
ホットペッパービューティーで人気のトップサロンをグループサロンに持っており、ヘッドスパにストのほかにも美容関連のさまざまな資格が学べます。
通信課程の美容師免許取得コースもあり、社会人でも学習しやすいことが特徴です。また、雇用保険に入っていれば学費負担が50%になるため、コストパフォーマンスが良いといえます。
大手グループのため就職率が高く、美容関連のサロンに就職したいと考えている方に特におすすめです。
https://www.miss-paris.ac.jp/course/beauty/
Head Life
世界22カ国から受講者が集まる講座であり、「世界で通用する背術」「化学的根拠がある背術」をモットーにした講座を受講できます。
スクールでの学習だけでなく、卒業後の練習会や認定試験などもサポートしており、施術者になるために効率的なプロセスを踏めるでしょう。
普段仕事で忙しい方は、短期集中コースや個人レッスンを活用し、ライフスタイルに合わせたコース内容を選ぶこともできます。
ドライヘッドスパ協会 ヘッドマイスター育成校
コースの受講から認定試験の受講までがセットになっており、美容師免許を必要としないドライヘッドスパに特化した履修内容が特徴です。
東京と大阪に位置するため、遠方からは通いにくいと思ってしまうかも知れませんが、無料の宿泊施設を備えています。そのため、スケジュールを確保できれば最短7日間で資格取得まで進めます。
サロンの開業を目指す方や副業として施術したい方におすすめです。
国際文化理容美容専門学校
美容師や理容師、ヘアスタイル、メイクアップ、ネイル、エステなど、さまざまな美容関連の資格を取得できることが特徴です。
少人数制の実習により実践で使える技術を身につけられるだけでなく、入学後の学習から就職までのサポートにも対応しているため、将来的に就職を考えている方に特におすすめです。
https://kokusaibunka.ac.jp/job/future.html
必要な資格や自分に合うスクールをしっかり検討しましょう。
まとめ
本記事では、ヘッドスパの概要や種類、国家資格(美容師免許)・民間資格の必要性について解説しました。また、施術に役立つ資格やおすすめのスクールについても紹介しましたので、施術者になるための道のりを理解していただけたのではないでしょうか。
美容師免許を持っていると施術の幅が広がりますが、必ずしも持っていなければならない、というわけではありません。そのため、目指すものによって必要な学習を進めていくと良いでしょう。
今回紹介した内容を参考に、ヘッドスパニストを目指してみてください!