レンタルサロンとは? メリット・デメリットや開業のポイントを解説

自分で店舗を持つのではなく、場所を借りて行うレンタルサロンの形態は、近年注目されているサロンの開業手段の一つです。とはいえ、そもそもレンタルサロンとはどういうものなのかどのようなメリットがあるのか分からない方も多いのではないでしょか。

今回は、レンタルサロンを始めるメリットやデメリット、開業時に気をつけたいポイントについて解説します

小規模なサロンを開業したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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レンタルサロンとは

エステサロンの室内

レンタルサロンとは、サロンを開業する際に必要な家具や施術機器が完備されたスペースを指します。エステやネイル、マッサージなどのサロン業態に合わせて内装が整えられ、時間や週・月単位で利用することができます。

近年、テナント契約の手間を省き、スタートアップコストを抑えるために利用するオーナーが増加しています。レンタルサロンは、独立したいエステティシャンやセラピストにとって手軽な開業手段として注目され、業界内で人気を集めています。

顎に手を当てる男性

時間や費用が足りないときに選択肢が増えるのは嬉しい

レンタルサロンを始めるメリット

エステを受ける女性

レンタルサロンを始める主なメリットとして、以下の2つが挙げられます。

  • 初期費用を抑えられる
  • 場所を問わずに営業できる

それぞれについて解説します。

初期費用を抑えられる

通常、独立してサロンを開業する場合には、店舗の内装や設備、家具や施術機器の購入、そして物件の賃貸契約に伴う敷金や礼金など、多額の初期費用がかかります。しかし、レンタルサロンを利用することで、これらの初期費用を大幅に削減することができます

レンタルサロンは、すでに必要な家具や施術機器が備え付けられており、内装も整っているため、独立開業に比べて準備に要する時間や費用が少なくて済みます。また、物件の賃貸契約における敷金や礼金も通常の店舗開業に比べて低額であることが多いです。

これにより、起業家や独立志向のエステティシャンやセラピストが、比較的低いリスクでサロンを開業できます。

POINT
  • 初期費用が削減できる。
  • 準備にかける時間を削減できる。

場所を問わずに営業できる

通常の店舗開業では、物件の立地や周辺環境が重要な要素となりますが、レンタルサロンではそのような制約がありません。レンタルサロンはすでに設備が整っており顧客が訪れやすい場所にある場合も多いですが、場所を問わずに自由に営業することができます。

これは、起業家や独立志向のエステティシャンやセラピストにとって大きな柔軟性を提供します。例えば、繁華街や商業施設、住宅街など、様々な場所でサロンを展開することが可能です。

また、移動式のレンタルサロンやモバイルサロンとしても活用することができ、顧客のニーズに合わせてサービスを提供することができます。

嬉しそうな女性

低リスクで開業できるのが魅力

レンタルサロンを始めるデメリット

カレンダーと電卓とスマホとお札の写真

反対に、レンタルサロンには以下のようなデメリットが存在します。

  • 予約の柔軟性に欠ける場合がある
  • 店舗の清掃が不十分な場合がある
  • 必要な備品が揃っていない場合がある
  • アロマオイルやお香を使えない場合がある

それぞれの項目について、内容を確認しましょう。

予約の柔軟性に欠ける場合がある

レンタルサロンは複数のテナントが利用する施設であり、予約が重複したり、他のテナントの利用時間に制約があることがあります。そのため、自由な予約時間の設定や急な予約変更が難しい場合もあるでしょう。特に人気のある時間帯や日には、予約が取りづらくなることも考えられます。

また、レンタルサロンの運営会社やオーナーによっては、予約のキャンセルポリシーが厳格であり、予約変更やキャンセルに制限がある場合もあります。これらの制約により、サロン経営者は顧客のニーズに柔軟に対応することが難しくなり、顧客満足度やビジネスの成長に影響を及ぼす可能性があります。

店舗の清掃が不十分な場合がある

レンタルサロンは複数のテナントが利用する施設であり、運営会社やオーナーが清掃業者を手配している場合でも、清掃の頻度や品質が不十分であることがあります。特に、利用者の増加や交代が多い場合は、清掃の管理が難しくなることがあるかもしれません。

清潔な環境は顧客の満足度や健康面に直結する重要な要素であり、清掃が不十分な場合は顧客の信頼を失うリスクがあります。店舗の清掃が不十分な場合、衛生面やイメージ面での悪影響が及ぶ可能性があることに注意しましょう。

必要な備品が揃っていない場合がある

レンタルサロンは複数のテナントが利用する施設であり、備品の管理が行き届かない場合があります。予約された施術ブースやサロンスペースに必要な機器や消耗品が不足していることがあり、その場合は自ら備品を持参する必要があるでしょう。

また、備品の状態が良くない場合もあり、使用する際に不便やトラブルが生じる可能性があります。これにより顧客の満足度が低下し、サロンの信頼性やブランドイメージに影響が及ぶこともあるため、備品が不足している場合は運営会社やオーナーとの交渉を通じて解決を図るか、自身で必要な備品を用意するなどの対策を検討することが重要です。

アロマオイルやお香を使えない場合がある

レンタルサロンでは、施設の使用条件や近隣の住民への配慮から、香りの使用が制限される場合があります。また、他のテナントや利用者との共有スペースであることから、香りの選択や使用に関してルールが定められている場合もあるでしょう。

これにより、自身のビジネスモデル顧客ニーズに合ったサービスの提供が難しくなる場合があります。特に、アロマセラピーやお香などの香りを重要なサービスとする場合は、この制約が経営に直接影響を与える可能性があります。

そのため、レンタルサロンを選ぶ際には、施設の使用条件や制約について十分に理解し、自身のビジネスプランに適合するかどうかを検討することが重要です。

講師の女性

提供したいサービスとレンタルサロンの契約内容が
合っているかしっかり見極めましょう

レンタルサロンを始める際のポイント

ノートパソコンの前でガッツポーズをする女性

レンタルサロンを始める際は、次のポイントを意識して取り組むことが欠かせません。

  • ターゲットを明確にする
  • 開業前に店舗の下見をしておく
  • 予約システムを活用する

それぞれについて解説します。

ターゲットを明確にする

レンタルサロンを始める際に重要なポイントの一つは、ターゲットを明確にすることです。どのような顧客層にサービスを提供するかを明確に定義することは、ビジネスの成功に不可欠です。

エステ、ネイル、マッサージなどの特定のサービスに焦点を当てるか、特定の年齢層や性別ライフスタイルに合わせた顧客にターゲットを絞るかなどは、ビジネスモデルやサービス提供の方針を決定するための基礎となります。

ターゲットを明確にすることで、マーケティング戦略や広告キャンペーンの効果的な展開、サービスや商品の開発など、経営戦略全般をより効果的に計画することが可能となるでしょう。また、顧客のニーズや要望に応えることで顧客満足度を向上させ、顧客ロイヤルティを高めることも可能です。

解決した表情の男女

ターゲットを決めることで方針が決めやすくなるね

開業前に店舗の下見をしておく

レンタルサロンを始める際には、開業前に店舗の下見をしておくことも欠かせません。適切な店舗を選ぶことは、ビジネスの成功に直結する重要な要素です。下見を行うことで、店舗の立地や周辺環境、施設の設備や清潔さなどを確認できます

また、店舗のレイアウトやサイズ設備の使い勝手などもチェックすることが重要です。さらに、周辺の競合店や顧客の流れ駐車場の有無なども確認し、ビジネス展開に影響を与える要素を把握しておきましょう。

開業前の店舗の下見は、経営の失敗を防ぎ、より効果的な経営計画を立てるための重要なステップです。

男性

レンタルといえど下見は大事だね

予約システムを活用する

効果的な予約システムを導入することで、顧客の予約管理や店舗の運営効率を向上させることができます。予約システムを活用することで、顧客は簡単に予約を行えるため待ち時間を減らし、スムーズなサービス提供が可能となります。

また、予約システムを利用することでサロン経営者は予約状況や顧客の来店履歴を確認し、効果的なマーケティング戦略やサービス改善策を立てられる利点もあります。

さらに、キャンセルや変更の際にもスムーズな対応が可能となり、予約の確実性を高めることができます。このように、予約システムを活用することで、顧客満足度の向上経営効率の向上競合他社との差別化など、さまざまなメリットを得ることができます。

まとめ

今回は、レンタルサロンで開業するメリットやデメリット、成功させるためのポイントなどについて解説しました。

レンタルサロンは初期費用を抑え、既存の店舗を使って開業できる反面、予約や営業形態に制限があることが特徴です。レンタルサロンであっても顧客に快適なサロン体験を提供できるよう、今回紹介したポイントを意識しつつ、開業準備に取り組んでみてください。

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