美容師の求人方法は何がある? 募集する際のポイントと求人票の書き方

美容室の店内

現在、日本国内には美容室・理容室の数が約35万店存在します。

コンビニエンスストアが約5万店となっておりますのでその約7倍の店舗が存在している状況となっています。このように多くのライバルが存在するなかで数少ない求職者を奪い合い、応募を獲得することは非常に難易度が高くなります。

今回は美容師採用における有効な求人方法や求人票の書き方をご紹介していきます。

▼ 目次[表示] ▲ 目次[非表示]

美容師の求人方法

お客様の髪に笑顔で触れているサロンスタッフ

美容師が注目している求人媒体で求人を出すことで、効率よく求職者の応募を集めやすくなります。それぞれの求人方法のメリット・デメリットをお伝えします。

ハローワーク

メリット

無料で利用でき、国から各種助成金を支給してもらうことができます。掲載のハードルが低いことがメリットです。また美容学校などはこのハローワークの求人票を元に、学生へ案内をかけますので最低限提出が必要な媒体となります。

デメリット

労働人口が少ない地域では応募者が集まらないことがあります。また、写真を多用できず記載できることにも限りがあるので、職場の雰囲気や自社のアピールポイントが求職者に伝わりにくいという点もあります。

男性

どんなサロンかわかりにくいね

美容業界特化の求人媒体

メリット

求職者からピンポイントで検索してもらえ、希望に近い人材からの応募が期待できます。地域を限定せず、全都道府県向けに求人を出すこともできるため、近場の人材に限らず、遠方の優秀な人材に対しても募集を届けられることも魅力です。

デメリット

応募や採用につながらなくても掲載費用が発生します。なおかつ掲載期間が決まっており、その間に成果が出ないと掲載を続けるために追加でコストをかける必要があります。

困っている女性

費用がかかるね

美容学校へ求人を出す

メリット

新卒採用に最適で、採用予算の少ない美容院に向いています。卒業生の働く姿や生の声の掲載があれば、学生も働くイメージが想像しやすいでしょう。また、学校のキャリアセンターと信頼関係を築ければ学内セミナーへの参加も見込めます。

デメリット

複数の学校で掲載する場合、手続きに時間と手間がかかることが多いです。応募数を予測しにくく、求人公開が遅くなってしまうと早く動き出した学生にリーチできない可能性もあります。

女性

ターゲットは絞れているね

美容師求人を作成する際のポイント

ハサミ
困っている男性

同じ職種なのになぜこんなに応募数が違うのか
なぜあの美容院は採用が上手くいっているのか

そう感じたことのあるオーナーは多いのではないでしょうか?

美容室によっては大きく求人がくるお店とそうでないお店で分かれてきます。そのため次に、求職者は求人票のどの部分を見てるのか、応募につなげるためには何を記載すればいいのか、改善のポイントをお伝えします。

給与の欄を具体的に丁寧に書く

美容師の給与は、他職種の平均と比べて低い水準にあります。最近では聞かなくなりましたが3Kと呼ばれていた時代もあったほどです。

それを承知で美容師を選び、美容師を続けている方がほとんどですが、この部分で挫折し美容師を辞めてしまう方も多くいます。

また近年では奨学金を借りて学校へ通い免許を取得した美容師も多いため、給与を非常に重要視する傾向にあります。

美容室の店内

働く場所を様々な角度から紹介する

店舗の立地を気にする美容師が多いです。

毎日出勤する場所なので、その地域の特性や来店する客層、さらには近隣の飲食店や商店、サービス業など丁寧に説明すると、自分が働いても不便はないのか理解してもらうことができます。働く前の不安を取り除いてあげる必要があります。

何のために転職するのかにもよりますが、基本的には自分のキャリアアップのためにお店を変更することが多いです。

そのため美容師がどんなお客様を求め、どんな状況にいるのかを理解して場所を提供する必要があります。

さらに、グループ展開している美容室では美容師の働きたい店舗と、美容室が働かせたい美容室が合わず求職がうまくいかないこともあります。

POINT
  • 立地エリアの情報を提供し不安を取り除く。
  • ビジョンを描ける環境を用意する。

応募を集めるための求人票記入例

① タイトル
② 業務内容
③ 自由記入欄

求人情報には最低限この3つの要素が必要となります。

POINT

強みと職場環境がイメージできるタイトルを考える必要があります。

仕事内容は簡潔に!多いと業務量や残業が多いと感じてしまいます。

店舗の雰囲気や美容室のコンセプトなどを記入するようにしましょう!

これらを正しく記入することで求職美容師が美容室を正しく理解することができます。

講師の女性

求職者の立場になってみるとよいでしょう

まとめ

美容室経営は人が非常に重要になる業種です。

悪い言い方をすれば、人さえいれば売り上げをある程度上げることもできる業種になります。

求人が来ないとお悩みの美容室は一度自社の求人票を確認してみてはいかがでしょうか。

関連記事