独立した美容師の年収はいくら?オーナーは儲かるのか徹底解明

独立した美容師の年収、オーナーは儲かるのかについて説明

独立をした美容師の年収っていくらになるの?

独立は美容師であれば一度は考えることでしょう。では独立をした美容師の年収はどの程度なのでしょうか?

売り上げや経費の内訳など実際に独立開業した美容師の年収を調査しました。

▼ 目次[表示]

▲ 目次[非表示]

SNSと相性抜群の予約システム「GiL」月額使用料3ヶ月無料!リリースキャンペーン実施中!SNSと相性抜群の予約システム「GiL」月額使用料3ヶ月無料!リリースキャンペーン実施中!

美容師は独立したら儲かる?

「カリスマ美容師」ブームの影響もあり、美容室オーナー・フリーランス・独立している美容師は高収入で華やかな生活をしているイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

しかし実際に美容室を開業しているオーナーに話を聞くと「競合が多くて儲からない」と言われる方が多いです。

今後、独立を考えている方にとって年収は大きなポイントとなってきます。

今までは売上×%=給与や、いくら以上の売上で給与がいくら等計算できました。

しかし、今後はここに経費などが発生することにより、単純に給与計算することが難しくなってきます。

このコラムでは、美容師業界の平均年収データなどを紹介していきますので独立・開業に向けて参考にしていただければと思います。

開業後の売り上げの平均額

美容室の売上は、平均客数×平均単価で算出することができます。

これらは開業する美容室の立地・競合店の有無・ターゲット客などの条件により大きく左右されます。お店のブランディングにより出店場所や営業時間が大きく変化していきます。

例えば、駅前、若い女性をメインターゲットにしている美容室では平日の夜、休日に客数が多くなる傾向にあります。カットにプラスしてカラー、トリートメントなどを行う確率が高くなるため単価も高くなる可能性があります。

駅から離れた住宅街、主婦や子どもをターゲットにしている場合は時間管理がシビアになり、カットのみのお客様も増え単価は低くなります。

メニューの料金に関しても出店場所、メインターゲットなどに応じて設定する必要があります。

出店前に近隣の美容室の平均単価を割り出しましょう。平均単価の出し方はご存知でしょうか

美容室の平均単価の出し方

メニュー単価×メニュー比率を合計した金額が平均単価となります。

美容室の平均単価
  • カット:4,000円(比率95%)
  • カラー:6,000円(比率50%)
  • トリートメント:3,000円(比率20%)

この場合の平均単価は7,400円となります。

この数字に平均客数をかけると見込み売上を立てることが可能となります。

この美容室の1日の平均客数が10名だとすると
1日の平均売り上げ7,400円×10名=74,000円
74,000円×23日=約1,700,000円

上記となり月の平均売り上げは170万円となります。

主な経費と割合

美容室には諸々の経費が発生します。

売上からこの経費を引いた金額が給与となります。

主にかかる経費として

経費の内容
  • 人件費
  • 賃貸料
  • 材料費
  • 水道光熱費
  • 広告宣伝費
  • 各種税金

etc…

上記となります。材料費の目安は売り上げの5〜10%と言われています。水道光熱費は3%程度です。

これらを計算すると適切が金額を算出することが可能となります。

それ以外の項目は美容室の規模などにより変化するため確定はできませんが、人件費・賃貸料は削減のしやすい部分となります。

美容師の平均年収を様々な角度から分析

では、美容師の平均年収を紹介していきます。一般的に美容師は薄給のイメージが強いです。ですが本当にそうなのでしょうか?

他業種と比較をしてみましょう。

平成30年の国税庁が行っている【民間給与実態統計調査】によると全年代の平均年収は441万円であるとされています。

美容師の平均年収は311万円 前年比で3%ほど上昇

男女別の年代年収について

男女別の年代年収は下記のとおりです。

男女別・年代別の年収表
  • 20代 男性344万 女性287万 平均315万
  • 30代 男性499万 女性314万 =平均406万
  • 40代 男性608万 女性316万 =平均462万
  • 50代 男性684万 女性310万 =平均497万
  • 60代 男性473万 女性226万 =平均350万

この数字と美容師の平均年収には大きな差があるのでしょうか?

確認していきます。平成30年の厚生労働省【賃金構造基本統計調査】によると美容師の平均年収は311万円。平均年収を約100万円ほど下回ります。

特に男性の平均年収が他業種と比べて低めの傾向にあります。しかし、最低賃金の見直しなどにより前年比では3%ほど上昇しています。

華やかにみられる職業ではありますが、職人職であるため美容師を辞めてしまう人も少なくありません。

オーナーの給与の計算方法

それでは独立・開業後にどのような年収の変化が現れるのでしょうか? 現在公式な年収データは存在しないためにおおよその解析になります。

月売上200万円、スタイリスト3名、アシスタント2名の場合で仮定します。

経費の内容と金額
  • 賃貸料 20万
  • 材料費 20万
  • 水道光熱費 6万
  • 広告宣伝費10万
  • 人件費 76万(スタイリスト20万 アシスタント18万計算)
  • その他経費(リース料等)10万

これらを引くと

200-(20+20+6+10+76+10)=58万

58万円となります。これがオーナーの給与となります。

人件費や広告宣伝費等、その時によって増減する項目があるため確実とは言えませんがイメージできるかと思います。

また、TVに出演するような有名美容室や店舗展開をしている美容室のオーナー年収は数千万円になります。美容室の8割が5年以内に閉店しているデータもある通り、開業をしても多くのオーナーが経営に苦しんでいるのが現状です。

この様に開業後の美容師の年収はピンキリとなります。

雇われでは得ることのできない高額な収入を得ることもできますが、雇われ時より低い収入で生活しなければいけないこともあります。

独立・開業=「儲かる!」は絶対ではないことを覚悟しましょう。

まとめ

独立した美容師の給与についてはいかがでしょうか?

独立・開業には非常に多くのリスクが付きまといます。このリスクをしっかりと考え準備することのできる人が開店後も順調に美容室を運営できます。

現在、美容室は全国に25万店舗存在しているというデータもあります。こちらはコンビニエンスストアの約5倍です。

そのため美容室業界が飽和状態にあると言えます。そんな中売上をあげつつ年収も取る為にはしっかりとしたプランが必要になります。

また、独立後はオーナーが一番働く必要があります。施術はもちろん各ディーラー・メーカーとの付き合いや求人の申し込み、対応迄1人で行う必要があるため美容室へ行けないときも出てきます。

SNSと相性抜群の予約システム「GiL」月額使用料3ヶ月無料!リリースキャンペーン実施中!SNSと相性抜群の予約システム「GiL」月額使用料3ヶ月無料!リリースキャンペーン実施中!

関連記事

無料モニター募集!美容室に必要な予約システムを丸ごと提供。リリースキャンペーン実施中! 一元管理、自動連携で予約管理をもっと簡単に 顧客管理・WEB予約システムならGil サロンの生産性大幅アップ!精算機機能 サロンの新規開業・多店舗運営に特化した予約管理システム Mobius(メビウス)